ロジャースセンター
世界初の可動式屋根付きスタジアムである。3.2ヘクタールを覆うことができる屋根は、4枚から構成されており、このうち3枚が残りの1枚に向かって移動することによって屋根の開閉が行われる。
屋根の開閉に要する時間は20分。収容人数は野球時で50,516人、フットボール時で53,506人である。
ホテル(ルネッサンス・ホテル)も併設されており、ホテルの部屋から試合観戦することができる。
形状
スポーツ施設の歴史から見ると、ロジャーズ・センターは1960年代後半から続くスタジアム建設の流れの最末尾かつ最高峰であると位置づけられている。
1960年代後半以降、北米では近未来を思わせる人工的なスタジアムが主流となっており、その流れの中での技術を結集して建設されたのが、旧称スカイドームだった。
スカイドームはそれまでの画一的な「ケーキの輪切り型スタジアム」と一線を画す斬新なスタイルを披露し、世界最高のスタジアムと評されることもあったほど、スタジアムの新時代到来を感じさせた。
実際、1990年代前半にブルージェイズが毎年400万人以上の観客を集めたのも、スカイドームの未来的な魅力によるところが大きかったとされる。
また、欧州・北米で新たに建造されるスタジアムは、可動式屋根であるものが増えている。
フードサービス
・カウンター形式のレストランは4か所
・『 Club 200 』 と呼ばれるラウンジを2か所設置
・スナック類のブースは19か所
・アルコール、ソフトドリンクなど飲み物を提供するブースは、52か所
・3階のVIP席、ロッカールームにはケータリングサービス
・Hard Rock Cafe があり、窓から観戦が可能(別途チャージが発生します)
・プレス席でバッフェ形式の食事が可能($12)
・ビストロ(事前予約が必要)