ミニッツメイド・パーク
開場当初はエンロン・コーポレーションとの30年1億ドルの命名権取引成立によりエンロン・フィールド(Enron
Field)と名乗っていたが、同社が経営破綻したため2002年3月からの4か月間は暫定的にアストロズ・フィールド(Astros Field)に改称された。
その後コカ・コーラ社が28年1億ドル以上の額で命名権を獲得し、同社のジュース「ミニッツメイド」から現在の球場名が名付けられた。
形状
ユニオン駅という歴史的建造物が隣接しているため、外野は左翼が右翼に比べて浅く、左中間にもふくらみがない。そのため右打者にホームランが出やすい。しかし逆に、センターまでは435フィート(約132.6メートル)もあり、これはMLBの球場の中では最長である。
タルの丘(Tal's
Hill):センターフェンス手前に傾斜30度の坂がある(これはレッズの旧本拠地クロスリー・フィールドを模したものといわれる)。名前の由来は、球団社長を務めたタル・スミスからきている。
この丘にはフラッグ・ポールが立っている(同じくタイガースの旧本拠地タイガー・スタジアムを模したものといわれる)。ただ、センターを守る選手にとっては、邪魔でしかないらしく、特にカルロス・ベルトランは、FAになった際に、「これを取り除かないとアストロズとは契約しない」と発言した。
ちなみにグラウンド内にあるポールは、タルが生存した時代に多くのアメリカの球場ではグラウンド内にポールが立っていた事にも由来しているといわれる。
2004年からWi-Fiが使用できるようになった。
設備
蒸気機関車:駅の跡地であることにちなみ、外野左中間後方に蒸気機関車がある。試合開始時や地元チームの選手がホームランを打ったときなどに、汽笛を鳴らしながら約122メートルの線路を走る。後ろの炭水車には、球場名にちなんで石炭の代わりにオレンジを積んでいる。
ホームラン・ポンプ:左中間に突き出たバルコニー風の立ち見エリアにガソリンポンプがあり、アストロズの選手が開場以来この球場で放った本塁打の合計が表示されている。
フードサービス
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