シチズンズバンク・パーク
前本拠地ベテランズ・スタジアムは野球とアメフトの兼用球場だった。同スタジアムを本拠地にしていたフィリーズとNFLフィラデルフィア・イーグルスはそれぞれ専用の新球場を計画。
同じペンシルベニア州内に本拠地を置くMLBピッツバーグ・パイレーツとNFLピッツバーグ・スティーラーズが一足先に新球場(パイレーツ:PNCパーク、スティーラーズ:ハインツ・フィールド)を建設している間もフィラデルフィア市当局と両球団の協議は続き、2000年11月に建設場所と資金条件で合意に達した。同年12月20日には市議会もこれを承認した。
フィラデルフィア市はレンタカーに2パーセントの税を課して資金を得、新球場建設を援助した。また、命名権はシチズンズ・バンクに25年9500万ドルで売却された。
形状
外野の最深部が401フィートでメジャーの球場としては長くない上に、センターから両サイドのポールまでほぼ一直線になっていて、右中間と左中間が狭い。
打者からみて向かい風が吹くケースも少なく、本塁打の出やすい球場。
あまりにも本塁打が出すぎるために、わざわざ外野フェンスの高さを上げ、さらに外野方向へフェンスの位置を下げる工事を行っている。
しかし依然として打者有利な球場であることは各種統計で明かされており、その評判に変わりはない。
設備
・リバティ・ベル:右中間スタンドに鐘があり、フィリーズの選手がホームランを打つと場内に音色が鳴り響き光を放つ。
・アシュバーン・アレー:バックスクリーン裏の通路。球団史に名を残す名選手のレリーフを飾ったウォール・オブ・フェイムや、フィリーズの歴史を写真で紹介するメモリー・レーン、さらにレストランや売店などが並んでいる。1950年代にフィリーズでリードオフマンとして活躍したリッチー・アシュバーンが名前の由来。
・内野席からフィラデルフィアのダウンタウンを眺められるようにホームプレートが南、センターが北を向いている。
フードサービス
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