PNCパーク
旧球場スリー・リバース・スタジアムがアメフトとの兼用球場だったため、ファンからの不満が次第に増えていった。そのため、1996年に、野球とアメフトそれぞれの専用球場を建設する計画が立ち上がった。
1999年4月にはPNCパーク、6月にはハインツ・フィールド(NFLピッツバーグ・スティーラーズの本拠地)の工事が開始。PNCパークは2001年3月31日に開場した。
球場名は、命名権を20年3000万ドル(約38億円)で買い取った地元ピッツバーグに本社を置く金融会社PNCファイナンシャル・サービシズにちなむ。
形状
左中間が大きくふくらんでいるため、左翼手には守備のいい選手が必須。
また右中間フェンスも高く、6.4メートルもある。
以上のような理由から、ラインドライブヒッターはなかなか本塁打が出にくいが、大きさ自体は平均的なのでそれほど本塁打が出ない訳ではない。
設備
景観:この球場の一番の特徴は、内野席からダウンタウンの高層ビル群が見渡せることである。外野後方に流れるアレゲニー川、川に架かる鮮やかな黄色のロベルト・クレメンテ橋、そして立ち並ぶダウンタウンの高層ビル群が一つになった光景は「大リーグ球場でも屈指の美しさ」と評判である。
この景観を生かすため、スコアボードは左翼に設置し、照明灯も右翼側には設置しなかった。
右翼フェンス:左翼に比べ右翼が狭いのでフェンスが高くなっている。このフェンスの高さは21フィート(約6.4メートル)で、「21」という数字はロベルト・クレメンテの背番号にちなんでいる。
他球場の試合経過を伝えるスコアボードが設置されているが、他と違うのは、内野のダイアモンドが描かれランナーの位置やアウトカウントまで細かく表示されていることである。
ウィリー・スタージェル:球団史に残る往年の名選手スタージェルにちなんだ名前の売店が多い。彼の愛称「ポップ(お父さん)」から「Pop's Potato
Patch」、1979年にパイレーツを世界一に導いたときの合言葉「我々はファミリー」から「Familee Bar-B-Q」などがある。
また、球場前にはホーナス・ワグナー、ロベルト・クレメンテとともに彼の銅像がある。しかし、その銅像がお披露目された日の未明に彼はこの世を去ってしまった。
フードサービス
この項は編集中です。