チェース・フィールド
ロジャース・センター、
福岡ドームに次いで世界3番目(アメリカでは初)の開閉式屋根付き野球場であるが、フィールドに天然芝を採用しているのは世界初。
都市自体が砂漠の真ん中に造られ、一年中ほとんど雨の降らない土地にあるこの球場に屋根をつけたのは、雨を避けるためではなく、真夏の日中には最高気温が40℃に達して、夜も30℃以下に落ちないことも稀ではないフェニックスの強い陽射しと熱気を遮って、快適な観戦環境を提供するためである。
試合中は原則として屋根を閉じた状態にし、試合の開始前・終了後は芝生の育成のために屋根を開放する。
形状
クアーズ・フィールドに次いで高所(海抜332m)にあり、乾燥している気候のため打球が良く飛び、球場の広さの割に本塁打が出やすい。
また、建物の構造上の関係でライト方向に風が吹き、打球が伸びるという説もある。
夏場は屋根が閉められ、湿度調整も行われるので前述の傾向は少なくなる。
外野フェンスが複雑な形状であることも手伝って、MLB30球団の本拠地の中で最も三塁打が出やすいという特徴もある。
設備
プール:この球場だけの特徴として、右中間の外野席にプールがあることが有名で、試合がある日はグループ単位の貸切で運営されている(2011年現在3,500ドル)。高い料金にも関わらず、予約が後を絶たない。シーズンが始まる前からすべての枠が満たされ、翌シーズン目当ての先約金を受けるほど。本塁からおよそ415フィート(約126.5メートル)離れている。1998年5月12日、カブスのマーク・グレースが「プール・ショット」第1号を放った。
屋根の開閉:この球場の屋根は4分くらいで開き、それにかかる電気代は2ドルである。
フードサービス
この項は編集中です。